「光の方向」に関する考察

全8回の調査結果報告も、今回で終わりです。
最後はライティングに関するものです。

ライティングに関しては第1回でも扱いましたが、第1回目は「光の質」に関する調査、今回は「光の方向」に関するものです。

 

はじめに、光の方向に関しては、ざっくり言ってしまえば以下の5つの方向に集約できます。

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さらに言うと、この図に空間が加わります。図で言えばこういうことです。

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つまり、上の図を1〜5表記、下の図を(1)〜(3)表記にすると、
(1)が5方向、(2)が5方向、(3)は1方向なので、極論を言えばライティングの「光の方向」に関しては、11方向しかないのです。

※極論を言わなければ、360°×180°の選択肢があります。さらに(1)〜(3)に関しては、台をアクリル板にして被写体の下から打つ方法もあります。

 

ライティングが「美味しそう!」に与える影響

さて、今回の調査で試したのは「順光」「サイド光」「斜光(上記図の後方斜め45°)」「トップライト」の4パターンです。

使用した画像はこれです。

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この画像には「光の方向」以外にも「絞り」についても調査しているのですが(例:NO.7はピントがハンバーグにしか来ておらず背景がボケていて、NO.8は全てにピントが合っている)、レフに関する調査同様、これはマニアック過ぎて(携帯の画面だとほとんど違いがわからない)失敗だと思ってるので触れません。

 

技術的なことは省いて、ずばりNO.1〜NO.10でどの写真が一番「美味しそう!」と思われたのかという結果だけ載せます。
結果はこうです。

もちろん、連載の最後に持ってくるくらいですから、個人的には最も衝撃を受けた調査結果になります。

 

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ガーン。NO.1がダントツの1位。

 

なぜガーンかわかります?
これは昭和のライティングだからです。

カメラマンじゃなくても何となくわかりますよね?昔のレストランのメニューブックに使われている写真ってこんなでしたよね?(ちなみに私は昭和54年生まれ)

だって、最近の料理雑誌でこんな写真見ないですよね?
大抵NO.5〜NO.8じゃないですか?
いや「じゃないですか?」じゃない。99%そうなんです。

この日NO.1を撮影しながら朗と「めっちゃ昭和だねー」なんて笑っていたのに、その写真がダントツの1位。

今日のタイトルは「飲食店必見!」ではなく「カメラマン必見!」に変えるべきの話です。

 

調査結果から一体何がわかるのか

この調査結果から「昭和のカメラマンはやっぱりすごかった」と言いたいわけじゃありません。

肝心なのはここからです(文章長くなりますが、大トリなのでご容赦下さいm(_ _)m)。

つまり「なぜこのような調査結果になったのか?」ということです。

それを明らかにするために、以上の調査結果を年代でクロス分析してみます。

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NO.1をどの年代が選んだか(赤枠)を見て下さい。

40〜60代がかなり支持していることが読み取れますよね。

さらに現代のライティングであるNO.5に関しては20〜30代が選んでいる。

この事実から導かれる仮説はこれです。

「人は自分が小さい頃に憧れた(見慣れた)画像を好む傾向がある」

ちなみに、この仮説を支持するデータは他にも持っています。

この仮説を基にひとつの結論を導くとしたら、ターゲットを絞ることの重要性です。

つまり、飲食店の皆さんは「すべての人に愛されるお店」を作ろうとしてはいけないのです。

話を2行だけ脱線させますが、診断士が中小企業に対しアドバイスするのはこの1点なのです。
「万人受けは大手の戦略、皆さんはターゲットを絞りましょう」です。

 

おばあちゃんの街・巣鴨の商店街でNO.5の写真を使用するべきじゃないし、若者の街・原宿でNO.1の写真を使用するべきじゃないのです。

飲食店の皆さんはまずそこからスタートする必要性があることを今回の調査結果は明らかにしていると思います。

 

最後に

全8回の調査結果をご覧になって下さった方々、本当にありがとうございました。何人かの方が「面白い」と言ってくれたおかげで、なんとか最後まで書ききれました。感謝ですm(_ _)m

基本的に知り合いしか読んでないと思いますが、もし飲食店でこの記事を読んだ方、撮影に関してはもちろん商売でやっているので有料ですが、ターゲットの絞り方やコンセプトの設定の仕方に関しては口頭でささっと教えられることもあるので、もし疑問があったら「問い合わせ」ページなどからお気軽に質問して下さい。

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けど、ここまでの調査結果(データ)と撮影方法を知っているカメラマンは日本に朗と私の二人しかいないってすごいことじゃありません?
(もちろん大手企業はマーケティング部隊がいるので、知っているかもしれないけど)

そして、その日本に二人しかいない希少種の話を聞ける機会が実はあります。

佐藤朗が主催する『felica spico』の撮影教室です。

この教室は、私自身何度かお邪魔してますが、本当にすごいですよ。

「友達だから言ってる」とか本気で抜きです。
後ろで教室を見ていても参加者のうなずき方が半端ないし、満足度調査したら間違いなく異常な満足度を叩き出すはずです。

スマホ講座から人口光講座まで1万円前後でやっていますが破格も破格。
大げさじゃなく、日芸の4年間で学んだことは朗の講座に参加すれば学べると思います。

興味がある方、時期によっては即満席になってしまう講座ですが8月はまだ残席あるようですので是非!

 

まとめ

に関しては、ホームページ上で近日中にまとめたいと思いますm(_ _)m

まずは6月中に書き終わりたかったので(6時間遅れちゃったけど)書き終わったよかったです。