洗練される「売上を上げる写真」

朝日信用金庫の機関紙『ACCインフォメーション』2018年11月号(秋号)に、「売上を上げる写真」について執筆させていただきました。
与えられたページ数は2ページと少なかったのですが、逆にその制約こそが論旨をシンプルにする必要性を生み、自身の事業が「価値を明らかにし、伝えること」だったのだという新しい気付きを与えてくれました。

以来、セミナーでも
「カメラマンは1を2にする仕事だと皆さん思っているようですが、私はそう思いません。皆さん1の価値を0.5で伝えているのです。0.5を1にすることで売上を倍にするのが私の仕事だと思っています」

と熱く語っており、この論調になって弊社へのコンサル依頼が飛躍的に増えました。
本当にありがたいことです。

MBAカメラマンゆえ…

執筆した内容自体は今までセミナーで話した内容とかなり重複しているので、執筆の方向性が決まったらババーっと書けました。

唯一時間をかけたのが、第一パラグラフの

写真の存在意義

「写真」という言葉は、中国語の「真を写したもの」が語源であると言われています(『日本語源広辞典』、増井金典著)。

このことから「写真とは真実を写すものである」と誤訳される方がいますが、元々「真」は「姿」を意味すると言われており、広辞苑(岩波書店)には「ありのままを写しとること」とあります。

写真は真実を写すものではありません。ただ事実を伝えるのみです。

この部分です。

一応MBAを取得しているため、出典だけははっきりしなくてはいけない、と、このたった182文字のために今年の狂ったような猛暑の中池袋の図書館まで自転車を漕ぎ、出典を確かめ、OK!ということで汗だくでスタジオに戻ってきて一気に第二パラグラフ以降を書き上げました。

ちなみに、ポイントは“元々「真」は「姿」を意味すると言われており”の部分です。

さすがに「真」が中国語の「姿」であるかどうかを古典を引いて確かめる時間はなかったので、そのように言明されていた方の文章を引用し「言われており」としたのです。
“「真」は「姿」です”というと間違いの可能性はありますが、「言われている」こと自体は事実ですので(笑)

ま、誰もこんな細かいところは気にしてないんですけどね。こういうのが気になる性格、ってだけの話かもしれません。