全日本美容業生活衛生同業組合連合会
実は、今年1月から全日本美容業生活衛生同業組合連合会が発行する『ZENBI』の連載「Go To 2020 Tokyo」の写真を担当させていただいています。
美容連合会さんの会員のみが読める機関紙なので「ブログに掲載情報書いても皆さん読めないしなぁ…」とアップをしてきませんでしたが『ZENBI』の読者数はなんと約4万人。
過去に写真が掲載された媒体の中でも発行部数はトップレベルの雑誌になります。
トップアスリートたち
こちらは「Go To 2020 Tokyo」というタイトル通り、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目指す選手に毎月フォーカスしていく企画です。
ですので、もちろん取材対象者は東京オリンピックを狙えるその競技のトップアスリートたちです。
私はアポ取りや取材はせずあくまで撮影のみの役割ですが、本当に「役得」の一言に尽きます。
撮影しながら、トップアスリートたちの「へえ、そんなこと考えていたんだ」という記事にはならない裏話まで生で聞けるからです。
1月号は女子ゴルファーの工藤優海さん。
千葉県ジュニア、関東ジュニアを十四歳で制し、国外でもファルドシリーズ・アジアグランドファイナル U-16で優勝を果たしたゴルフ界期待の新星です。
そして2月号は、全日本空手道選手権大会で三連覇を果たした植草歩さん。
ちょうど、三連覇を果たした大会直後の取材で、話す言葉ひとつひとつが本当に印象的でした。
それらの言葉を大迫力の記事にまとめた篠島真哉さんの執筆力は圧巻です。
ちなみに、植草さんがインタビューの中で「メンター」と呼んだ鈴木颯人さんの著作『一流をめざすメンタル術』は、撮影しながら興味が湧いたので取材後買って読みましたが本当に面白かったです。
そして、3月はフェンシング日本男子フルーレキャプテンの松山恭助さん。
松山選手は、銀メダリストの太田雄貴選手から未来を託された日本のエース。
「フェンシングがもっとメジャーになってほしい」と仰っていましたが、端正な顔立ちといい、にじみ出る上品さといい、2020年までにブレイク必至でしょう。
個人的に気に入っているのが、こちらの写真。
基本的にどの撮影でも、撮影前には被写体に関連する写真などを調べて撮影イメージを作るのですが、調べながら「フェンシングの写真は難しいな」と思ったのは顔面を覆うこのマスクです。
もう、マスクを被ったら誰が誰だかわからない(笑)
これはスポーツカメラマンとして剣道を撮影していた時も同じ苦しみを味わったことがあります。
(ちなみに、剣道の写真は「垂れ」に名前が書いてあるので、決定的瞬間と「垂れ」を同時に写し込んだ写真以外使いものにならないので難易度高いのです)
「顔見えない度」で言ったら、フェンシングのマスクは剣道のお面以上。
そこで考えたのがこの写真。
ストロボをスポット的に当てたら顔が浮かび上がるのでは、と当日やってみたら狙いがドンピシャリ。
Googleの画像検索で事前にフェンシングの写真を一通り調べましたが、フェンシング選手をこんな撮り方をした写真はありませんでした。
取材後、松山選手のご家族から「写真が良いので譲ってくれないか」と依頼がきて、快諾しましたが、カメラマンとしてこんな嬉しいことはないですよね。
今後も発刊されたらこちらのブログで紹介していこうと思います。
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