松本圭佑選手
今年から担当している『ZENBI』の4月号が発刊されました。
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今回撮影させていただいたのは松本圭佑選手。
元東洋太平洋フェザー級王者の松本好二さんを父に持ち、U-15ボクシング全国大会で小学5年生の時に初優勝。
その後、5連覇というサラブレッドっぷりです。
「怪物」と呼ばれてテレビの取材なども殺到しているようですが、写真を見てわかる通りボクサーらしからぬ優しい笑顔を持った好青年です。
しかし、「小4の時にスパーリング大会で左ボディーを打ったら相手がうずくまったのが、本当に気持ち良かった」など、時々S発言も出ます(笑)
生の迫力
インタビュー後は、練習風景を撮影させてもらったのですが、これがすごい迫力。
と同時に、さっきまでの好青年がいきなり獰猛なプロボクサーに変身する様に驚きと興奮を持って撮影しました。
2020年東京オリンピックの金メダル候補ですから、ボクシング素人の私でもそのパンチがどれくらいすごいのか、感覚で理解できました。
ボス!ボス!というサンドバッグの音を聞きながら、小4の時にボディから崩れたその子どもに同情を禁じ得ませんでした。
覚醒
そんな、松本選手も4月からは大学生。
今までは「打たれないこと」つまりディフェンス力を売りにしてきたようですが、今後は「攻め」のスタイルでいく、とのことでした。
今回の表紙に使ってもらった写真は、その優しさと厳しさの両方が残る時期(2018年1月に取材)に2つの感情を同時に記録できたと思っており、お気に入りです。
2020年に執筆者の柿本さんと一緒に応援に行きます、と話しました。
「金メダル取ったら泣いちゃいそう」と話したら「泣かせますよ」と仰っていました。
ハンカチ用意して待っています。